Kiki Smith 版画展 Implosion ー身体、そして星ー

3331 Arts Chiyoda のGallery KIDO Press にて、キキ・スミスの版画展を見てきました。

キキ・スミスといえば90年代初頭のボディ・アート、身体をモチーフにした彫刻のイメージですが、実は版画作品も数多くてがけいるそうです。


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展示されていたのは、内臓を手漉きの和紙に描いた大きな版画作品や、手をモチーフにした作品シリーズなど。

重ねた両手の関節部分に星のようなスクラッチが入り、それが美しい星座のようにも見えます。探り合うような手の姿の官能性と相まって、引き込まれように見てしまいました。不規則な部分と、規則的に反復する部分。私達は普段、何を見て、何を見ていないのでしょうか。

展示は6/10までです。


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http://www.kidopress.com/exhibition/2018_5_5_kikismith.html

五木田智央展 PEEKABOO 東京オペラシティギャラリー

オペラシティギャラリーで、五木田智央展を見に行ってきました。モノクロのクールな雰囲気の絵画です。


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思ったより大きな絵が沢山ありました。アメリカの古い写真をもとに描かれているようですが、笑っている人、無表情な人、顔のない人、どれもすこしユーモラスながら不気味な雰囲気です。


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その描き方にはゲルハルト・リヒターやコスタビなどの影響があるとよくいわれていますが、独特な世界観を追求していると思います。私達日本人が憧れる、明るく素晴らしいアメリカンカルチャーの底にひそむ、不安や狂気、隠れたトラウマのような物を、大衆的なイメージを通して描いているように感じました。


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作品リストの所有者欄には、カウズ、前澤友作氏、Towa Tei 氏などの有名人が名を連ねてました。


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小さい絵が沢山展示されているコーナーもあり、そこはよりパーソナルな表現を感じました。

 

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そして、一番よかったのが、最後のコーナーの、Gokita Recordsです。プロレスラーの顔と名前、音楽のタイトルを組み合わせて、架空のレコードジャケットを作っています。

 


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アメリカのプロレスラーが多いのですが、日本人のプロレスラーもチラホラ、、。


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 個人的に面白かったのが、北尾光司とPHYSICALの組み合わせ。絶妙すぎて吹き出しそうになりました。

 

とにかくすごい数で、圧巻でした。プロレス愛を強く感じました。

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以上です。おやすみなさい。

 

 

 

 

 

現代美術アーティスト、マウリツィオ・カテランのインスタグラムのコンセプトがわかった。

現代美術アーティスト、Maurizio Cattelan のインスタグラム

https://www.instagram.com/mauriziocattelan/

毎日画像が更新されてしまうので、気に入ったものをスクリーンショットとってます。

今回はお風呂に入ったオジサンの表情にニヤリとしてしまいました。DIYな風情のお風呂と壁紙も印象的です。


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コメントは切れてしまってますが、
15 Minutes of Fame? How About 30 Years of Happiness?

「15分間の名声?30年間の幸福はどう?亅

でした。

コメント英文をグーグル検索してみたら、最近のニューヨーク・タイムズの記事の見出し文でした。記事の内容は、とある高学歴で仕事の地位の高い夫婦が結婚して30年、いかにずっと幸せでいたかという内容で、こんな内容で記事になりうるのかと正直驚きました。

https://mobile.nytimes.com/2018/04/03/style/kimberly-gallas-gj-veras-wedding-andy-warhol.html

写真を見ると、見た目美しい白人のハイソサエティ夫婦が仲良くハッピーにしている様子。30年後の写真もエレガントで美しく、誰もがうらやむような老後のライフスタイルという雰囲気です。

 

15 Minutes of Fame? How About 30 Years of Happiness?
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 今回のテクストにはぴったりかもしれませんが、作られた感じがして嘘くさいです。

もう一度マウリツィオ・カテランのインスタグラムを見てみます。

 

15 Minutes of Fame? How About 30 Years of Happiness?
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同じ文章でこの写真だとなんだかニヤリとしてしまう、このオジサンです。一般的な幸福のイメージとは違うかもしれませんが、このオジサンは個性的で我が道を行くタイプで面白そうだし、本当に幸せなのはこちらの方な気がします。

実際にはこちらの写真の方が作られたものである可能性は高いですが...。

 

やっと気づいたのですがマウリツィオ・カテランは、インスタグラムで常に既存の文章を引用しており、テクストとイメージの組み合わせによる意味や印象の変化を見せてくれています。しかもセンスよくユーモラスな画像で。
時にはイメージも引用の場合がありますが、大切なのは、イメージとテクストの相互作用なので常にコンセプトは守られています。要は、広告やメディアによる洗脳の手法です。メディアの情報がいかに演出され、作られたものか、常に意識して見た方がいいと改めて気付かされます。こないだ見たカイカイキキでのヴァージル・アブローの展示にも通じるものがあります。
そしてまた今回のテクスト、ウォーホルの言葉
「人は誰でも15分間有名になれる亅
も練り込まれているのでさらに絶妙です。

 

ファッション界で話題の人、ヴァージル ・アブローの個展「ペイ・パー・ビュー亅を、カイカイキキギャラリーで見てきました!

村上隆氏主宰のカイカイキキギャラリーにてVirgil Abloh の個展 PAY PER VIEWを見てきました。

ヴァージル ・アブローは1980年生まれのアーティストで、カニエ・ウエストのクリエイティブデザイナーをやっていた事もあります。主催するファッションブランド「OFF−WHITE」はモード界で旋風を巻き起こし、今年からルイヴィトンのクリエイティブディレクターに就任予定と、非常に注目されている人物です。

http://gallery-kaikaikiki.com/


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展示されていたのは、
・黒く塗られたガソリンスタンドの看板
・黒く塗られた大きなキャンバスに広告を呼びかける文言
・『OIL ON CANVAS』と書かれた大きな黒いカーペット
・かっこいい建築とかっこいい黒人が映される映像
・”ALL SIGHNS ARE (CON)TEMPORARY”というネオン菅
・様々な商品のロゴが表示される黒い掲示
などなど


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「俺たちは全員、消費という行為によって形作られている」
という作家のコメントと、PAY PER VIEW
というタイトルが示す通り、広告やメディアがいかに私たちのものの見方に影響を与え、どのようなメカニズムで私たちの知覚と思考プロセスに働きかけているのかを顕在化させる展示作品で、大きな視点で違う角度からものを見る気持ち良さがありました。


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案内文の中には、
”広告(ビルボードなど)にインスピレーションを得たアブローは、我々が社会によって、いかに全てのものが「完璧」でなければならないと思い込まされているのかを示してみせようとしている。”
”ヴァージル・アブローは、いかにしてメディアの視線が何らかの意見をあたかも事実であるかのように感じさせるか、という点を扱う。”
とありますが、これは展示物のかっこよさ、広告らしさ、アートらしさ、完成度の高さがあるからこそ生きる言葉です。
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展示されていた、かっこいい建築とかっこいい黒人が映される映像作品はまるでブランドの広告みたいなのだが広告ではないし、おそらく特にメッセージもない。ただただかっこいい、完璧な映像です。


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成功したファッションデザイナーでクリエイティブデザイナーでもあるアーティストならではの職人技的作品とも言えるのではないでしょうか。優れた人は、仕事に没入しながらも強い客観性を持っているのだなあとしみじみ感じます。
そしてやはりマーシャル・マクルーハンの「メディアはメッセージである」という言葉を思い出さずにいられません。


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TBSラジオ ピエール瀧の木曜たまむすび

3/22の木曜たまむすび、ピエール瀧さんの選曲は、

矢野顕子 東風(Tong Poo)

でした。

https://youtu.be/tSXM1t1FpzQ
YELLOW MAGIC ORCHESTRAのカバー。
季節にあっててとてもいい歌です!

 

今日のコメンテーターは、うたうんださんでした。春はやっぱり歌!

 

そしてゲストは日出郎さん。
日出郎さんは、ニューハーフ・オネェタレントの走りなんだそうです。
1982年に住友ビルのギャルソンパブでダンサーデビュー。バラエティ番組に出演しながら新宿2丁目でお店を経営しているそうです。
最近、石野卓球さんプロデュースによる、燃えるバルセロナを発表しました。
80年代、バブル時代のショーパブってすごそうですね、、。

赤城山 雪山&アイスウォーク


3月17日に赤城山に行って来ました。


赤城山前橋駅から赤城ビジターセンター行きのからバスで1時間ちょっと。
都内から電車とバスを乗り継いで4時間ぐらいです。山のコースも4時間ぐらいなので、日帰り雪山登山にはちょうどよいコースです。


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今回は赤城ビジターセンターに10時前に着き、バス停近くの登山口から駒ケ岳、黒檜山を目指しましたが、思いの外雪が少なく、雪山を期待して行ったのに拍子抜けでした。

 
それでも、登るにつれだんだん凍った箇所が増えて来たので途中からアイゼンを装着しましたが、一緒に行った友人はずっとアイゼンなし。すれ違う人も、アイゼンなしの人とありの人、半々ぐらいでした。


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1時間ほどで最初の駒ヶ岳のピーク、2時間ちょっとで黒檜山のピーク(標高1828m)です。登山口が標高1350mくらいなので標高差500m弱です。
雪が積もった山ってケーキみたいで美味しそうです。

 


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頂上は広く、人の数もまあまあ。
今日は、買ったばかりのフライパンで豚の生姜焼きと野菜炒めを作りました。

 


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材料持って行って山で調理するのって、準備が楽で美味しくていいです。


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天気が良くて、とてもいい眺め。

サクッと下山します。

 


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赤城山カルデラなので、大きな湖を中心に周囲をぐるりと山々が囲んでいます。上から見ると、凍った湖の上にワカサギ釣りのテントが点々と見えます。 

 


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登山口からすぐに湖へと降りられました。

釣りを終えた人が荷物をそりに乗せてスタスタ歩いて来ます。が、いざ自分が歩いてみると、滑りやすいのでゆっくりとしか歩けません。

 
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ちょこちょこと歩く自分を置いて、友人はスケートのように滑りながらどんどん歩いて行きます。


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氷の表情がどんどん変わって行きます。色が青っぽいところはなんとなく氷も薄いような気がしておっかなびっくりですが、そういうわけではないようです。それにしても、本当に広くて気持ちがいい!


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しばらく歩くとワカサギ釣りのテントが見えて来ました。テントや氷に穴を開けるドリルは湖畔のお店でレンタルできるみたです。ワカサギ釣り、興味ありますが、聞いてみると中々難しいようです。


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中には氷上バーベキューをする人もいます。これは楽しそうです。

氷の上を1時間くらい歩いて湖畔に到着。いい感じに寂れた観光地みたいです。お土産やさんに入って冷えた体を温めます。


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考えてみたら、凍った湖の上を歩くのは初めてのことでした。お天気にも恵まれ、とても貴重な経験ができた1日でした。


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現代美術アーティスト、マウリツィオ・カテランのインスタグラム

現代美術アーティスト、Maurizio Cattelan のインスタグラム

https://www.instagram.com/mauriziocattelan/

毎日画像が更新されてしまうので、気に入ったものをスクリーンショットとってます。


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うさぎ型のクッションの上でねむる兎。かわいいものが二重になってます。背景の色も相まって、とても可愛らしい写真です。
眠る姿って、無防備で本当に愛らしいですね。

コメントは、
IN A HYPERACTIVE WORLD, STILLNESS IS THE DEEPEST REBELLION @?

異常に活発な世界で、沈黙は最も深い反乱?

 

確かにそうかもしれませんね。
何も主張せす、誰からも顧みられず、やられてもやり返さないような生き方は逆に驚異かもしれません。しかしそういう人は、なかなか見つけづらいだけで、実は結構いるのかもしれません。

ちなみに、
hyperactive disorderはADHDのHD,
hyperactivityは多動症の意。